何となくアマゾンで本を探していた時に、今まで読んだことが無かったジャンルで、興味を惹かれて購入したこちらの本。
飛田で生きる~遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白~
現在、160軒がひしめく大阪・飛田新地。そこで2軒を経営する人物が初めて当事者として内情を語る。ワケあり美女たちの素顔、涙なしに語れぬ常連客の悲哀、アットホームな小部屋の中、タレントばりの美貌の日本人美女たちはどこから来たのか、呼び込みの年配女性の素性、経営者の企業努力、街の自治会の厳格ルール、15分1万1000円のカラクリ、元遊郭の賃料と空き状況、新参経営者の参画等、人間ドラマから数字的なディテールまでを網羅する。
関東の人間なので、「飛田新地」とその名前は聞いたことはあっても、あまり馴染みの無い土地。
そこでサラリーマンから”親方”として10年間お店を経営していた方が本。
多分実際お店を経営していく上では、相当な苦労もあり、ここでは書けないようなことも多くあるのだと思いますが、タイトルにある通り、「飛田で生きる」人とのドラマに焦点を当てている本なので、自分の日常にも置き換えて読むことができました。
全ての事に通じるのかもしれませんが、「それを求める人」がいるから、「その仕事を必要とする人」がいる。
何となく「人」であったり「仕事」であったり、その本質を感じる本でした。